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病気の話・女性の悩み

更年期障害

閉経の前後の5年くらいの時期になると卵巣の働きが悪くなりホルモンの分泌量が少なくなります。そのため、顔がほてる、急に汗がでる、手足がひえる、気分が落ち込む、眠りにくいなどの症状が出ます。閉経前後に出現するこれらのさまざまな症状のことを更年期障害と呼んでいます。

治療法
  • ホルモン補充療法
    エストロゲン剤のプレマリンとプロゲストーゲン剤のプロベラを投与します。長期間の投与によるこれらの薬剤による副作用(乳がんの発症、血栓症の増加など)が報告されていますので、長期服用は勧められません。
  • その他の薬物療法
    夜眠りにくい、不安が強い、気分が落ち込むなどの症状にはそれぞれに応じた薬を処方しています。
漢方薬
ホルモン補充療法に抵抗のある方や、漢方が効きそうな方には漢方薬を処方しています。

月経異常(生理の異常)

生理の異常には、生理のときの痛みがある(月経痛)、生理の周期が一定しない(月経不順)、生理がこない(無月経)などがあります。

月経痛(生理痛)
患者様の年齢や症状を聞いてから必要があれば超音波検査などをおこない子宮筋腫や子宮内膜症などの病気がないかを調べます。
治療としては鎮痛剤や低容量ピルがあります。
月経不順
基礎体温測定やホルモン検査の結果を参考にし、治療が必要かどうかを判断します。治療が必要な場合には漢方薬や低容量ピルなどについて相談させていただきます。

月経の時期の変更

月経の時期を変更する方法としては

  1. 月経を予定よりも早める方法
  2. 月経を予定よりも遅らせる方法

があります。どちらもホルモン剤を飲むのですが、月経を遅らせる方法では旅行などのときにも薬を飲み続ける必要があります。これに対し月経を早める方法では旅行中などに薬を飲む必要はありません。ただし、月経を早める方法は、遅らせたい月経の1回前の月経が始まったときから薬を飲まなければなりませんので早めにご相談下さい。

おりもの(帯下)

おりものは外陰・膣・子宮などからの分泌物が増えた状態のことをいいます。

おりものは正常でもあり、月経周期により量が増えたり減ったりします。排卵の前後になると無色のおりものが増えます。

かゆみがあったり匂いがある場合には病気が隠れていることがありますので婦人科を受診してください。

かゆみ

外陰部にかゆみを起こす原因としては局所的な病気と全身的な病気があります。

局所的な病気としてはカンジダやトリコモナスなどの感染による外陰炎、下着や生理用品による接触性皮膚炎、腫瘍によるものなどがあります。

全身的な病気としては、糖尿病、肝臓病、精神神経疾患などがあります。

原因がわかる場合はその病気の治療をおこないますが、原因がはっきりしない場合も多くあります。原因がはっきりしない場合はかゆみをとめる薬を使うなど対症療法をおこないます。

子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス、HPV16型、18型に対するワクチン)

子宮頚がんは、ほとんどが発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症します。発がん性HPVには15種類ほどのタイプがありますが、その中の60%はHPV16型、18型といわれています。子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)を使用することで約60%のパピローマウイルス感染を予防できます。

サーバリックスは初回接種、初回接種から1ヵ月後、6ヵ月後の3回注射することで初めて十分な効果が期待できるので、必ず3回接種してください。

サーバリックスはすべての発がん性HPVを予防できるわけではありませんので、サーバリックスを接種しても定期的に子宮がん検診を受ける必要はあります。

子宮筋腫

子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍です。35歳以上の女性では約20から30%に大なり小なり子宮筋腫があるとされています。子宮筋腫ができている女性のうち症状があるのは3-4人に1人です。

症状で最も多いのは、月経量が多くなる、月経痛が強くなるなど月経に関するものです。また筋腫が不妊の原因になることもありますので、不妊がありほかに原因がない場合は筋腫があるかチェックしてもらいましょう。

子宮筋腫は良性の腫瘍ですので必ずしも治療しなければならないことはありません。筋腫の大きさと症状によって治療するかどうか、また、治療するなら治療法の副作用や再発率を考えどんな方法でするかを決めていきます。

頻尿(トイレが近い)

尿の回数は正常では日中5~7回、夜間0回といわれています。頻尿とは昼間8回以上、夜間1回以上、トイレに行く場合をいいます。
現在注目されている病気に過活動膀胱があります。
過活動膀胱とは突然、止めようのない強い尿意が出現する“尿意切迫感”を有する状態です。通常、頻尿を伴いますが、ときに切迫性尿失禁(急に強い尿意が起こり、トイレで排尿するまで我慢できず、尿を漏らしてしまう)も認められます。
治療には、薬物療法、膀胱訓練、骨盤底筋体操、干渉低周波治療(ウロマスター)などがあります。

卵巣腫瘍

卵巣にできる腫瘍の85%は良性ですが残りの15%が悪性の卵巣がんです。卵巣がんはお腹の中にあるため大きくなるまで症状が出にくく早期発見が難しいため、診断がついた時点ですでに進行していることが多いのが特徴です。卵巣腫瘍の早期発見のためには定期的に婦人科の検診を受けるしか現在のところは方法はありません。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮の内側にある子宮内膜組織が何らかの原因で、本来あるべき所以外の場所で発育・増殖する病気です。子宮内膜症の症状は病変部がどこにあるかによっていろいろな症状を示します。一般的には、月経痛の他に、腰痛、下腹部痛、性交痛、排便痛、肛門痛などがあります。不妊症の原因の一つにもなります。

子宮内膜症の厳密な診断は腹腔鏡という手術によって病変を確定することで行います(子宮内膜症の観血的診断といいます)。臨床的な診断方法として、内診、腫瘍マーカーの測定、超音波などの画像診断があります。

内膜症の治療には、患者さんの年令や症状、さらには挙児希望があるかどうかなどに応じた柔軟な治療法が必要になります。

不正出血

月経のとき以外の膣からの出血を不正出血といいます。不正出血には機能性出血、器質性出血、妊娠性出血があります。このうち一番多いのが機能性出血です。

機能性出血とは卵巣の働きが乱れてホルモンのバランスが崩れ、月経以外の時期に、たとえば排卵期、月経の前後などに少量出血するものです。

器質性出血とは子宮筋腫、子宮がん、炎症(子宮内膜炎、膣炎など)などの病気による出血です。

妊娠性出血とは切迫流産などにより妊娠中に起こる出血のことです。
不正出血がある場合は婦人科で診察を受ける方がいいでしょう。

尿失禁(尿もれ)

尿失禁とは本人の意思とは無関係に尿を漏らしてしまうことです。女性の場合、程度の差はありますが約35%に尿失禁の経験があるというデーターがあります。尿失禁には腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁があります。

腹圧性尿失禁とはお腹に力を入れると尿がもれるタイプです。咳やくしゃみをしたときに尿がもれるのがこのタイプです。

切迫性尿失禁とはがまんができずに尿がもれるタイプです。トイレに行きたいと思ったらトイレに間に合わずに尿がもれてしまうのがこのタイプです。

治療
薬、低周波干渉装置による電気治療(ウロマスター)、骨盤底筋訓練などで軽快することも多いですが、手術が必要になる場合もあります。

性感染症

淋病
淋病は淋菌によって起こる細菌感染症です。感染は性行為により淋菌が粘膜上皮にくっつき起こりますので、男性では尿道、女性では子宮頚管、卵管などに感染しやすいのです。潜伏期間は男性では3から10日間ですが、女性では自覚症状も乏しくよくわからないことが多いです。治療は症状の強さにより抗生物質の内服あるいは点滴を選択します。
クラミジア
クラミジア感染症は、クラミジア・トラコマテイスという微生物によって起こる病気です。女性がかかる性感染症としては、一番多く、年々増加しています。自覚症状としては下腹部痛がある場合もありますが多くは症状に乏しいため感染に気がつかないことも多くあります。そのため気づかずに放置していると将来不妊症の原因になったり、パートナーに移してしまうこともあります。
ヘルペス
単純ヘルペスによって起こる感染症で、性的接触後3~10日で、外陰部に小さな水泡ができしばらくすると破れて潰瘍ができます。2~3週間は激しい痛みやかゆみを伴うのが特徴です。体の抵抗力が落ちると再発しやすいです。
尖圭コンジローマ
性器や肛門のまわりにできるイボで、大きさは直径1-3mm前後が多いといわれていますが、もっと大きくなることもあります。
色は白、ピンク、褐色などさまざまで、形はニワトリのトサカやカリフラワーのようになります。
尖圭コンジローマは性感染症の一種で、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染で発症します。皮膚や粘膜の小さな傷口から感染するといわれています。予防にはコンドームの使用が大切ですが、コンドームでカバーできないところ(会陰部や外陰部など)に病変があると感染を予防することが困難です。
治療には外科的な治療と、薬による治療があります。外科的な治療には、切除、電気焼灼、凍結療法などがあります。これらの治療には痛みを伴ったり、傷痕が残ったりする可能性があります。
薬による治療には、塗り薬があります。副作用としては、塗った部分が赤くなったり、ただれたりすることがあります。
当クリニックでは、外科的切除、電気焼灼、薬による治療を行っております。

不妊症

不妊症の原因の約3分の1は男性にあります。残り3分の2が女性側あるいは男性と女性の相性が原因なのです。不妊症の原因はいろいろあるため、月経周期に応じたいろいろな検査を受けていただく必要があります。男性側に原因があることも多いので、夫婦での検査への協力が必要となってきます。

基礎体温の測定
女性ホルモンが正常に働いているかどうか、排卵が正常かどうかを確認する簡単な方法として基礎体温の測定があります。低温相と高温相に別れて、低温相の最終日より排卵日の推定ができます。
女性ホルモン検査
女性卵巣刺激ホルモンには、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の2種類があり、卵巣ホルモンとしてエストロゲン(E2)とプロゲステロンがあります。これらを月経期・排卵期・着床期に別けて測定します。
超音波検査
膣内に器具を入れて、子宮内膜の厚さと両側の卵巣内の卵胞を観察します。卵胞の大きさの程度からその成熟状態や排卵の有無やその時期がわかります。
精液検査
3~4日禁欲した後に、マスターベーションによって専用の容器に精液をとって持って来てもらいます。顕微鏡で精子の数や運動率、奇形率を調べる検査です。
頚管粘液検査
子宮頚管部の粘液の性状は月経周期とともに変化します。そのため頚管粘液の性状を調べることにより排卵時期が近いかどうかを判断できます。
性交後検査(フーナーテスト)
性交後にクリニックに来ていただき頚管粘液中に運動している精子がどれぐらいいるかを調べます。精子と頚管粘液の相性を見る検査です。最初の検査結果が悪ければ何度か検査を繰り返す必要があります。
卵管通水検査
子宮内にチューブを入れ生理食塩水を注入し卵管が通っているかどうかを確認する検査です。この検査の後は、妊娠もしやすくなるため治療としても用います。

習慣流産

流産とは胎児が妊娠22週までに発育が止まって母体より娩出される場合をいいます。ヒトの場合全妊娠の10~15%が流産するといわれています。習慣流産とは連続して3回流産した場合であり、連続して2回流産した場合には反復流産といい区別しています。2回流産を繰り返した女性の中で検査を希望する方、3回流産を繰り返したすべての女性は、習慣流産に関する検査を受けることをお勧めします。

骨粗鬆症

骨の新陳代謝は、年齢とともに変化しこのバランスが崩れて、必要以上のカルシウムが溶け出してしまうことがあります。その結果、骨量が病的に減少した状態が骨粗鬆症です。
骨量は成長期・思春期に増加し、20歳前後をピークに年々減少していきます。女性では閉経期の40~50歳代から急激に骨量が減少し、60歳代では2人に1人、70歳以上になると10人に7人が骨粗鬆症を起こすような状態になっています。
骨粗鬆症になってもはじめは症状はあまりありません。そのためサイレント・シーフ(静かな泥棒)という別名もあります。骨粗鬆症で問題になるのは骨折しやすくなることです。寝たきりの原因として脳卒中に次いで転倒・骨折が第2位にあげられているほど多いのです。
骨粗鬆症は圧倒的に女性に多い病気です。女性の骨量はもともと男性よりも少なく、さらに妊娠・出産・授乳によりカルシウムが大量に消費されたり、閉経とともに骨の中からカルシウムの流出を防いでいる女性ホルモンが減少したりするためです。
最近では、20代の女性にも骨量の減少した人が多く見られますが、これは無理なダイエットによる慢性的なカルシウム不足が原因であろうといわれています。

診断
骨量測定 〔脊柱のレントゲン検査(X線検査)・超音波骨密度測定装置〕・血液検査、尿検査があります。
予防、治療

日常生活の中で強い骨を作ることが大切です。

  1. 一日のカルシウム摂取量の目安は600mg以上
  2. 無理のない運動を長く続ける
  3. 日光浴
また薬では、女性ホルモン製剤、ビスフォスフォネート製剤、カルシウム製剤、ビタミンD製剤、ビタミンK製剤などがあります。